先輩メッセージ

2009年入社

恵愛学園 里親支援専門相談員森歩

Q.森さんは恵愛学園で児童指導員として勤務し、産休・育休を取得した後、現在は里親支援専門相談員として勤務しています。それぞれどんな仕事をしているか、教えてください。

A.児童指導員として勤務していた時は子どもたちのための支援中心の毎日でした。私は小学生~高校生の女の子が生活するホームを担当していました。具体的には朝、子どもたちを起こして一緒に朝食をとり、学校に送り出します。その後は掃除・洗濯などのハウスキープ、子どもたちが帰ってきたら宿題を見たり、夕食や入浴など、就寝までの時間をともに過ごします。買い物や通院に出かけたり、学校や地域の行事にも参加します。必要に応じ、保護者や児童相談所とも連絡をとります。
里親支援専門相談員になってからは、里親委託の推進や啓発、里親向けの研修、里親さんからの相談対応などをしています。

Q.いろんな職種を経験しての思い、大変だと感じたことややりがいなど、あれば教えてください。

A.子どもたちと接する中で、成長を感じ、うれしく思ったり、楽しいこともたくさんありますが、時には思うようにはいかないこともあります。そのときは職員どうしで話し合ったり、チームで協力しながら対応するようにしています。子どもたちが時々、プレゼントしてくれる「ありがとう」「大好き」のコトバとステキな笑顔が、この仕事をしていてよかったと思う時でもあり、児童福祉の仕事のやりがいなのだと思います。

Q.現在は子育てしながら仕事を続けているとのことです。実際に長く勤めてきた中で大切にしていることや、これから福祉の職場をめざす人へのメッセージをお願いします。

A.無理をしすぎないことです。「スーパーウーマン」にはなれないと思うので、無理はせず質の良い仕事をし、いきいきと自分らしい生き方のできる人になりたいです。
仕事と育児の両方を完璧にこなそうとしていた時期は疲れ果てていました。
あれもこれもこなすには限界がありますが、職場の理解と家族の協力もあり、肩の力を抜いて今の自分にできることから始め、ここまでやってこられました。疲れたときに見る娘の笑顔は私のエネルギー源です。仕事と育児を両立することで得られる「しあわせ」も知り、充実した毎日を過ごしています。

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